日本酒カクテルのすすめ
最近海外でも人気上昇中の日本酒ですが、海外、特にヨーロッパではそのまま飲むのではなく、日本酒カクテルの割材として利用されているようです。
Tokyo Sake Baseも日本酒文化のすそ野を広げるべく、多様な日本酒の飲み方をお勧めしています。
日本酒はそのまま飲むイメージが非常に強いお酒だと思いますが、色々な飲み方を試して、日本酒の魅力を再発見していただけたら嬉しく思います。
日本酒カクテルの利点
味の幅広さと繊細さ
日本酒はその醸造過程や米の品種によって、フルーティーな香りや甘さ、旨味、酸味など、さまざまな風味を持っています。これにより、カクテルに複雑な味わいをもたらすことができます。繊細な味わいは、フルーツやハーブ、リキュールと相性が良く、上品で調和の取れたカクテルが作れます。
和のテイスト
日本酒をベースにしたカクテルは、抹茶、柚子、梅などの和風素材と相性が抜群です。これにより、日本の風味を感じる独自のカクテルを作ることができ、和菓子とのペアリングにも適しています。食事以外のシーンでも楽しめることで、楽しみの幅が広がります。
低アルコール
日本酒のアルコール度数は、一般的にワインと同程度(14〜16%)で、強いスピリッツ(40%前後)と比べて低めです。そのため、日本酒カクテルは軽めで飲みやすく、アルコール度が高すぎないバランスの取れた一杯を提供できます。これにより、お酒に慣れていない人や、食事中にカジュアルに楽しみたい人にも適しています。
健康志向
日本酒は添加物が少なく、発酵によって作られる自然な飲み物であるため、他のアルコール飲料に比べて比較的健康的なイメージを持つことがあります。また、日本酒がもつ自然な甘みを利用することで、シロップや砂糖ではなく、低カロリーなカクテル作りが可能で、ヘルシー志向の人にも受け入れられやすいです。
食事に合わせやすい
日本酒は米を原料に作られており、米由来の風味を十分に感じることができる日本酒は食事との相性も最高です。和食のみならず、米を中心とした料理は世界各地にあり、様々な食事と合わせることができます。
ユニークな体験
日本酒カクテルは、まだ比較的珍しいため、友人やゲストに提供することで場を盛り上げることが出来るかもしれません。自分の好きな銘柄で作るオリジナルカクテルなどは、ストーリーと合わせて特別な体験になるはずです。日本人のみならず、海外の方への提供としてもユニークな飲み物体験を楽しむことができます。
カクテルメニュー例
日本酒を使ったカクテルは、ご自宅でも簡単にお試しいただくことが出来ます。日本酒を何かで割るなんて…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ロックやソーダ割などの簡単なものからトライされてみてはいかがでしょうか。新しい日本酒の世界が広がるかもしれません。
日本酒ハイボール
日本酒を炭酸で割るだけの非常にシンプルなカクテル。すっきりした酸度の高い日本酒を選び、アップルビネガーを少量加えることで輪郭がシャープになります。
日本酒:炭酸水の比率1:1
リンゴ酢を数滴
飾りにリンゴチップをつける
このカクテルにお勧めの日本酒
大葉SAKEトニック
シソの葉が香るすっきりと飲める日本酒カクテルです。料理も合わせやすく、甘みもあるので利用シーンを選びません。甘酸っぱいタイプの日本酒によく合います。
シソの葉20枚程度をすりこ木などですりつぶしてエキスを抽出
日本酒:トニックの比率1:1
飾りに大葉をつける
このカクテルにお勧めの日本酒
ヒメノイ ricula 一回火入れ